多重人格の(今研究されている)治療例:1
現在の研究で、多重人格の治療法としてあげられているのは、どういったものがあるのでしょうか。
増えた人格を徐々に統合してひとりの人格にしよう 、というのが1950〜60年代の主な治療法でした。
主人格を催眠状態にして、副人格に自殺のまね事をさせるのです。
しかし、その結果は、多くの場合が失敗でした。
副人格を抹消するということは、主人格にとっては有害なことのようです。
症状を悪化させることさえあったといいます。
というのは、どんな人格も「必要だから」そこにいるわけです。
何が必要で何が不必要かは、当人だけが決められることなのかもしれません。